- 『チェコのヤポンカ 私が子どもの本の翻訳家になるまで』著者/木村有子
出版/かもがわ出版
発売日/2024年1月23日
- 『きつねがはしる チェコのわらべうた』作/ヨゼフ・ラダ
編 訳/木村有子
出版/岩波書店チェコに伝わるわらべうたと国民的画家ヨゼフ・ラダの絵「きつねがはしる チェコのわらべうた」38篇。のどかなチェコの田舎の風景や、今にも話しだしそうなゆかいな動物たち。昔ながらの子どもたちの遊びや暮らしのひとこま。ぜひ声に出して読んでほしい本。 - 『火の鳥ときつねのリシカ チェコの昔話』絵/出久根育
編 訳/木村有子
出版/岩波書店王様のために火の鳥を探す旅に出る表題作「火の鳥ときつねのリシカ」。木の切り株赤ちゃんがどんどん大きくなる「オテサーネク」、金の角の鹿と暮らすスモリーチェクが妖精にさらわれる話などチェコで読みつがれてきた昔話全24話。 - 『クリスマスのあかり チェコのイブのできごと』
文/レンカ・ロジノフスカー
絵/出久根育
翻訳/木村有子
出版/福音館書店クリスマスイブ。1年生のフランタは、ベツレヘムの明かりをもらおうと、ひとりで教会へ行きますが、思わぬ事態に逃げ出します。途中で会った知人のおじいさんの悲しい話を知り、喜ばせようと知恵と勇気をふりしぼる心温まるお話。 - 『どうぶつたちがねむるとき』文/イジー・ドヴォジャーク
絵/マリエ・シュトゥンプフォヴァー
翻訳/木村有子
出版/偕成社ラッコ、キリン、ネコ、アマツバメなど16の動物たちの眠り方が、詩的につづられています。へえ、キリンは2時間しか眠らないの?とその姿を想像して読むうちに、こちらも眠くなるから不思議。地球上の動物がみな愛おしく感じます。 - 『こいぬとこねこのおかしな話』
文と絵/ヨゼフ・チャペック
翻訳/木村有子
出版/岩波書店カレルの兄ヨゼフが、娘に聞かせるために作った話で、チェコの児童文学の古典。こいぬとこねこが人間をお手本に床を洗ったりケーキを焼いたり手紙を書きます。しっかりもののこねこと、少しとぼけたこいぬの会話が笑いを誘う全10話。 - 『金色の髪のお姫さま チェコの昔話集』
文/カレル・ヤロミール・エルベン
絵/アルトゥシ・シャイネル
翻訳/木村有子
出版/岩波書店動物の言葉を理解するイジ―クが、金色の髪のお姫さまを探す旅に出る表題の話。木の切り株の赤ん坊が何でも飲み込み大きくなる「オテサーネク」、家に住み着くいたずら好きの「ララーシュとシェテック」など13話。美しい挿絵の本。 - 「ひよことむぎばたけ」文/フランチシェク・フルビーン
絵/ズデネック・ミレル
翻訳/きむらゆうこ
出版/ひさかたチャイルド「わたしのおうちはどっちなの?」ひよこがまいごになって、からす麦、大麦、小麦に尋ねて歩き、やっとお母さんを見つけます。フルビーンの詩は子どもの気持ちを良くとらえ、ミレルの描く植物や動物も、やさしさにあふれています。 - 「ちびとらちゃん」文/リブシェ・パレチコヴァー
絵/ヨゼフ・パレチェク
翻訳/木村有子
出版/アットアームズ怖がりのちびとらちゃんは、村のトラにしま模様を取られてしまいます。勇気を探しに行きますが見つかりません。ところが、お母さんが病気と知って嵐の中、お医者さんを呼んできました。その勇気が認められ、しま模様が戻りました - 「もぐらくんとオオワシ」文/ハナ・ドスコチロヴァー
絵/ズデネック・ミレル
翻訳/木村有子
出版/偕成社洪水で流されてきたヒナを助けたもぐらくんは、お母さんのようにヒナの世話をします。ヒナは大きくなって、ついに飛び立つ日が来ました。奥さんを見つけて来たヒナには子どもが3羽生まれ、もぐらくんはまた子育てに忙しくなりました。 - 「まぬけのイワン 」文/マクシム・ゴーリキー
絵/ズデネック・ミレル
翻訳/きむらゆうこ
出版/プチグラパブリッシングとぼけているけど素直でにくめないイワン。子守を頼まれたのに、子どもが行方不明になって森へ探しに行きます。誰もが怖がるクマとも仲良くなって、最後には子供も見つかります。ロシアのゴーリキーの文とミレルの素朴な挿絵。 - 「せかいでいちばんおかねもちのすずめ 」文/エドアルド・ペチシカ
絵/ズデネック・ミレル
翻訳/きむらゆうこ
出版/プチグラパブリッシングぼさぼさくんは欲張りです。ある日、貨車の中で山のような麦をひとり食べていると、閉じ込められてしまいます。でも貨車の外の友だちは楽しそうです。やっと外に出られると、ぼさぼさくんは、えさを分け合って食べるようになりました。 - 「ゆかいなきかんしゃ」文/ヤン・チャレック
絵/ズデネック・ミレル
翻訳/きむらゆうこ
出版/ひさかたチャイルドゆかいなきかんしゃは元気に出発しました。レールや鉄橋の上を通る時は、やさしく声をかけ、女の子の車掌さんを乗せて暗い夜も走り続けます。駅でぐっすり眠った後は、元気にまた出発します。長年親しまれているチャレックの詩です。 - 「もぐらくんとパラソル」文/ハナ・ドスコチロヴァー
絵/ズデネック・ミレル
翻訳/木村有子
出版/偕成社もぐらくんは、がらくたの中から壊れた傘を見つけると、傘を直して一緒に遊びに行きます。危険な目に遭いそうになると傘はパラシュートやボートになって、もぐらくんを助けました。物を大事にすることを楽しく語った絵本。 - 「ありさんあいたたた…」文/ ヨゼフ・コジーシェック
絵/ズデネック・ミレル
翻訳/きむらゆうこ
出版/プチグラパブリッシングぎっくりごしになったありさんを、ありのお医者さんと看護婦さんが看病します。心配した友達もやってきて、みんなでなぐさめます。チェコで、わらべ歌のように口ずさまれて親しまれているコジーシェックの詩です。蛇腹絵本。 - 「こえにだしてよみましょう」文/フランチシェク・フルビーン
絵/イジー・トゥルンカ
翻訳/きむらゆうこ
出版/プチグラパブリッシング「おとぎばなしをしましょう」の姉妹編。自然の中で遊んで気づくこと、また家族の日常を見て感じた出来事を、子どもの視点から素直な詩で表現している絵本。擬人化された動物を始め、詩と息のぴったり合った絵が想像力をかきたてます。 - 「おとぎばなしをしましょう」文/フランチシェク・フルビーン
絵/イジー・トゥルンカ
翻訳/きむらゆうこ
出版/プチグラパブリッシングフランチシェク・フルビーンが子どものために書いた詩に、イジー・トゥルンカが挿絵をつけた名コンビによる絵本。「おかしの家」のように知られた話や、チェコの民話「オテサーネク」が、どれもリズミカルに語られています。
1.子ども時代 2.留学時代・ドイツ時代 3.絵本の翻訳につながる道、の3部で構成。
70~80年代の社会主義国だったチェコの様子や1989年のベルリンの壁崩壊やビロード革命に居合わせた体験を書き綴った本。